ベトナム統計局にある興味深いデータを分かりやすく皆さんにお伝えする【ベトナム何でも統計局】。
今回はベトナム人の平均寿命に焦点を当てていきたいと思います。
ベトナムは近年の急激な経済成長とともに医療レベルも着実に上がっています。
そんなベトナムの平均寿命を日本のデータとの比較も交えながらご紹介します。
1.ベトナム人の平均寿命
まずはベトナム人全体の平均寿命と日本人全体の平均寿命を比較してみましょう。
平均寿命(2019年) | 世界ランキング | |
---|---|---|
ベトナム | 73.6歳 | 55位 |
日本 | 84.5歳 | 1位 |
日本人の方が10歳ほど高く出ています。
世界ランクにも大きな差があります。
日本人がいかに恵まれた環境で生活しているのかがよくわかります。
1.1 男女別平均寿命
次に男女別の平均寿命を見ていきましょう。
男女別平均寿命(2019年) | ||
---|---|---|
男性 | 女性 | |
ベトナム | 71.0歳 | 76.3歳 |
日本 | 81.4歳 | 87.5歳 |
男女ともに日本人とは10歳ほどの差があります。
男女間の平均寿命の差はベトナムも日本もさほど変わりません。
やはり男性は生物学的な要因以外にも、酒やたばこなど外部的な要素によって平均寿命が縮んでいるのでしょうか。
1.2 地域別平均寿命
最後にベトナムの地域別平均寿命を見ていきます。
ベトナムの地域は以下の地図にあるように8つに分けられます。
ベトナム統計局のデータでは、東北部と西北部、北中部と南中部が同地域をして扱われていましたので、便宜上以下のように呼び方を変えます。
・東北部+西北部=北部
・北中部+南中部=中部
地域別平均寿命(2019年) | |
---|---|
東南部 | 75.7歳 |
メコンデルタ | 75.0歳 |
紅河デルタ | 74.8歳 |
中部 | 73.0歳 |
北部 | 71.1歳 |
中部高原 | 70.3歳 |
どの統計を見てもそうですが、やはり山がちな中部高原や北部は数値が低いです。
ホーチミンのある東南部や、ハノイのある紅河デルタはやはり平均寿命はたかいですね。
まとめ
やはり日本との差はまだ大きいようでした。
しかし、経済発展とともにベトナムの平均寿命は着実に伸びています。
今後もさらに伸びていくことが予測されます。
注目してみていきましょう。
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