『ベトナム』と聞いて、皆さんは何を想像するでしょうか?
南国?
ヤシの木?
フォー?
ベトナムのイメージが何となくつかめないという皆さんに、ベトナムで有名なものを10個ご紹介いたします!
ジャンルは不問!
筆者の独断と偏見で選んでいますので、ご了承ください(笑)
では、さっそく見ていきましょう!
ベトナムで有名なもの
フォー
『ベトナム』と聞いて、真っ先に思い浮かぶのがフォーという方も少なくないのでは?
フォーはお米を練って平たく伸ばした麺に、あっさりとしたスープが絡み合う、ベトナムの庶民的料理です。
大きく、鶏肉を使った『フォーガー』と、牛肉を使った『フォーボー』の2種類があります。
ベトナムの屋台では、1杯2万ドン~3万ドン(100円~150円)程度で食べられるため、観光客からの人気も非常に高いです。
最近は、日本でもベトナム料理店をよく見かけるよね。
アオザイ
アオザイはドレスのような形をした、ベトナムの民族衣装です。
主に、結婚式や卒業式など、お祝い事の際に着ます。
学校によっては制服として採用しているところもあるようです。
アオザイ(Áo dài)は『服(Áo)』『長い(dài)』という意味があり、足元まで伸びる長い生地からその名がつけられました。
女性用のイメージが強いアオザイですが、男性用のアオザイも存在し、どちらもベトナムの仕立て屋に行くと、オーダーメイドで1,000円程度で作ってもらえます。
ベトナムコーヒー
ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー豆輸出大国です。
財務省のデータによると、2020年1~7月に日本が輸入したコーヒー豆はベトナムからの輸入が最も多かったようです。
フランス植民地時代に流入してきたコーヒーですが、現在ではベトナム独自のコーヒー文化として、広く国民に根付いています。
ベトナムコーヒーには『エッグコーヒー』や『練乳コーヒー』など変わり種も多く、飲み比べを楽しむことができるのも特徴です。
横浜中華街にある『カフェ ジャン』のエッグコーヒーがおすすめです!
技能実習生
近年よく耳にするようになった『技能実習生』という言葉。
日本にいる技能実習生の約4割がベトナム人であり、街中でもよくベトナム人を見かけるようになりました。
そもそも技能実習制度とは、開発途上国の人材に、母国では習得困難な技能を習得してもらうための制度です。
しかしこれは建前であり、実態としては、低賃金労働者を求める日本企業と、出稼ぎ希望の外国人の互いのニーズが合致したにすぎません。
ゆえに、日本企業による技能実習生の酷使や、日本での技能実習生の犯罪が後を絶たず、技能実習生に対しマイナスイメージを持つ日本人も少なくありません。
ホイアンのランタン祭り
ベトナム中部の街、ホイアンでは毎月旧暦の14日に『ランタン祭り』が開催されます。
ランタン祭りでは、自らの先祖を敬う気持ちとして、あらゆるところにランタンを飾ります。
ランタン祭りの夜には街中の明かりが消え、ランタンやろうそくの小さな明かりだけが旧市街を灯します。
旧暦の14日は満月の夜ということもあり、ホイアン中心部を流れるトゥボン川に移るランタンの灯と満月が、幻想的な景色をつくり出します。
ダナンから近いということもあり、外国人観光客にも人気のスポットです。
グエン
『グエン』は、ベトナムで一番多い姓です。
ベトナム人の約4割がこの姓を名乗っています。
この『グエン』は、ベトナム最後の王朝『グエン朝』が由来です。
多くのベトナム人の姓が被ることから、ベトナムでは年齢に関係なく、相手のことを名で呼ぶのが普通です。
サッカーの試合で、日本の実況が『グエン』と言っても、どのグエンかわからないよね。
美人
ベトナムは美人の多い国として知られています。
その理由は諸説ありますが、
・食べ物がヘルシーだから
・韓流ドラマの影響を受けているから
などが有力とされています。
ベトナム人は日本人と比べると比較的童顔で、あどけない感じが美しさ、可愛さを引き立てているのかもしれません。
バイク
ベトナムは世界でも有数のバイク大国です。
ベトナム人の一人当たりバイク保有率は0.8台で、日本の0.029台の約25倍となっています。
また、2018年のベトナム国内でのバイク販売台数は338万台で、日本の33万台を大きく上回っています。
市場調査会社AMRグループの調査によると、ベトナム人の週当たりのバイク利用日数は6.9日で、ほぼ毎日バイクに乗っていることがわかります。
それに伴い、バイク事故も年々増加しているため、特に観光客は注意が必要です。
蓮(ハス)
蓮(ハス)はベトナムの国花です。
従前、蓮をベトナムの国花とする法律はありませんでしたが、2011年の投票の結果、正式に国花として認められることになりました。
仏教国であるベトナムが、仏教の象徴的な花である蓮を身近に感じ、愛していたことも、国花に選ばれた一つの理由であると考えられています。
ベトナム航空の期待に描かれた蓮の花は非常に有名です。
暑さ
ベトナムは日本よりもはるかに赤道に近く、真夏の暑さは耐え難いものです。
ハノイで最も暑い6月の平均最高気温は34℃で、東京の31℃よりも3℃高いうえに、湿度が高く、むしむしとした暑さが続きます。
南部ホーチミンには四季がなく、雨季と乾季が交互に訪れ、年間を通して猛烈な暑さです。
中部高原のダラットや、北部山岳地帯のサパなどは、真夏の避暑地として、国内外から大勢の観光客が集まります。
ノンラー(葉笠)
市場を行き交う女性が身に付けているこの笠。
名前を『ノンラー(Nón Lá)』といいます。
ラタニアという木の葉から作られており、ベトナム人、特にキン族の伝統的な被り物です。
ベトナム全土で生産されていますが、特に中部に位置する古都・フエのノンラーは品質が良いと、大変人気があります。
刺しゅう入りのものもありますよ!
シクロ
シクロとは、前2輪、後1輪の人力車です。
かつては人を輸送するために、多くの場面で活躍していましたが、バイクや車などが発展した今は、ほとんどが観光用として利用されています。
北部のハノイではシクロの規制が厳しくなっており、現在運行できるのは、外国人観光客の多いホアンキエム区周辺のみです。
まとめ
ベトナムで有名なもの10選はいかがでしたでしょうか?
想像していた通りだったもの、そうでなかったもの、様々あったかと思います。
この記事で、皆さんによりベトナムに対する関心を高めていただけたのであれば幸いです。
今後もベトナムに関するあらゆる情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします!!
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