近年、日本に住むベトナム人が増加しています。
日本との習慣や文化の違いによる摩擦も絶えません。
今回は知っておくとベトナム人の見方が変わる習慣・文化を7つご紹介します。
少しでもベトナムの習慣を知って、気持ちよく共生できる社会を作っていきましょう!
急速な在留ベトナム人の増加
近年の在留ベトナム人の増加スピードは目を見張るものがあります。
下のグラフは、日本に住む外国人数の推移です。
新型コロナウイルスの影響もあり、令和2年末は前年比で横ばいか少し減少している国が多い中、在留ベトナム人の数は2.1%増加しました。
その結果、在留ベトナム人の数は韓国を抜き第2位になりました。
コロナ禍でも在留ベトナム人の数は増加したんだね。
一方で、習慣や文化の違いから様々な問題が発生しています。
どのような違いがあるのか見ていきましょう!
知っておくと便利なベトナム人の習慣・文化10選
すぐにお金を貸す
ベトナム人はお金の貸し借りに非常に寛容的です。
友人間や家族間であれば、平気でお金の貸し借りをします。
彼らは、
「困っている友人や家族を助けるのは当然。」
という考えの元、そのような行動をとっているようです。
お金の貸し借りを嫌う日本人とは全く違う考え方です。
ベトナムが日本ほど経済的に恵まれた国ではないことも原因の一つかもしれません。
湯船につからずシャワーを浴びる
ベトナムには湯船につかるという習慣がありません。
多くのベトナム人は、季節を問わずシャワーを浴びるだけで済ませます。
また、日本に来るベトナム人は銭湯や温泉に入りたがりません。
裸を知らない人に見られるということに、強い違和感を覚えるそうです。
ベトナム人が湯船につからないのは、気候も関係していそうだね。
夏でも熱々の鍋を食べる
日本では冬の定番料理として知られている鍋を、ベトナムでは季節を問わず年中楽しみます。
ベトナムには夏でも空調の効いていないお店が多く、蒸し風呂状態の店内で食べる鍋は日本人には耐えることができないでしょう。
ベトナム人になぜ夏に鍋を食べるのかを聞くと、
「みんなで話しながら食べる事ができるから。」
と返ってきました。
仲間意識を重んじるベトナムならではの感覚かもしれません。
とにかく朝が早い
ベトナムの朝はとにかく早いです。
ベトナムの屋台は6時開店、学校は7時から始まります。
朝の6時ごろになると、近くの通りを走るバイクの音で目覚めるなんてことも。
慣れるまでが大変です。
朝は涼しいというベトナムの気候が影響してるかもしれません。
嘘が嫌い
ベトナム人は常に本音で語ることを好みます。
思ってもないことは言いません。
例えば、髪を切ったばかりの友達の髪型が似合ってなければ、
「かっこいい!」「かわいい!」
なんてことは絶対に言いません。
傷つくこともありますが、
「もっとこうしたほうがいい。」
とアドバイスをくれるので、慣れてくるととても助かります。
家族が一番
ベトナム人の家族を一番に思う気持ちは日本人をも勝ります。
家族の行事は仕事よりも優先で、単身赴任になるくらいなら仕事を辞めるという人ばかりです。
日本に出稼ぎに来ているベトナム人も、多くは給料の大半を母国の家族に送っています。
たとえ友達でも、仲良くなれば家族のように大切にします!
道路や床にゴミを捨てる
ベトナムでは、道路や飲食店の床にゴミを捨てることが当たり前です。
「道路であれば清掃員が、飲食店であれば店員が最終的に掃除をするのだから問題ない。」
という考えに基づいているようです。
現代の日本人にすれば考えられないことですが、数十年前の日本も同様だったことを考えると納得できます。
まとめ
在留ベトナム人の増加により、様々な問題が発生しています。
これを解決するためにはお互いの習慣・文化を理解しあうことが重要です。
日本では当たり前のことも、ベトナムでは当たり前ではないことがあります。
どちらが良い・悪いという話ではなく、それをお互いに理解しあう努力をしていくべきだと考えます。
本記事が皆さんのベトナム文化理解の一助になれば幸いです!
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