初めてベトナムに行ったとき、細長い建物ばかりでびっくりしました!
間口の幅によって税金がかかってくるので、細長い建物が多いんですよ。
少しバランスが悪く見えるけど、ベトナムは地震がないから安心ですね。
ベトナムにも地震はありますよ、、、
日本ほどではないですが。
え!?そうなんですか?
どのくらいの規模ですか?
年に何回くらい起こりますか?
けんじさん、落ち着いてください(笑)
これから解説しますね。
1.『ベトナムでは地震がない』は嘘?

日本で暮らすベトナム人に、『ベトナムって地震あるの?』と尋ねてみてください。
ほとんどのベトナム人は『ない!』と答えるかと思います。
しかし、実際には毎年地震が発生しています。
その中にはマグニチュード6~7規模の地震もあり、非常に危険です。
ベトナム人が『地震はない!』と断言する理由は、ベトナムで起こるほとんどの地震が、人間が揺れを感じることのできない『無感地震』であるためです。
それでは、人間が揺れを感じることのできるほどの大きな地震は、どのくらい起きているのでしょうか?
2.50年に1回は大規模な地震が来る?ベトナムにおける地震の頻度
ベトナム科学技術院所属地球物理院のNguyen Ngoc Thuy準教授によると、マグニチュード1~2程度の地震は北西部を中心に頻繁に発生しています。
しかし、これらのほとんどは『無感地震』であるため、人間には揺れているかどうかすらわかりません。
一方で、マグニチュード6~7程度の比較的大きな地震は、平均的には50年間に1回の割合で発生しています。
マグニチュード6~7程度というと、震源から近いところで震度4~5弱程度に相当するかと思います。
震度4~5弱というと、日本の地震の中でも比較的大きい方ですよね。
3.過去ベトナムで起きた巨大地震
文献上確認できるベトナム最古の巨大地震は1277年に北西部で発生しました。
この地震はマグニチュード5程度であったと推測されています。
文献に残るほどですから、昔からベトナムにおける地震は非常に珍しいものであったことがうかがえます。
直近では1958年に、現在のVinh Phuc省とPhu Tho省でM5.3を記録しているほか、同じくハノイから60キロ離れたBac Giang省でもM5.6の地震が発生しました。
また、中国などで大規模な地震が発生するとそれがハノイにまで伝わることもあります。
2008年に中国四川省で起こった大地震では、ハノイで震度2を観測し大騒ぎになりました。
4.ベトナムの建物は地震に耐えられるの?

ここで一つ不安になることが、『ベトナムの建物は本当に地震に耐えられるのか?』ということです。
上の写真のように、ベトナムの多くの建物は細長い形をしています。
冒頭でご紹介したように、これは節税対策のためです。
巨大地震が来たらあっという間に倒壊してしまいそうなベトナムの建物ですが、実は意外と頑丈です。
多くの家で鉄筋コンクリートが採用されており、ベトナムで起こりうる規模の地震であれば耐えられます。
ベトナム版建築基準法でも建物の耐震性は細かく決められているようです。
ただ、日本の建物ほど頑丈とは言えませんので、警戒するに越したことはありません。
備えあれば患いなしですね。
その通りです!
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
ベトナムでも50年に1回程度は大きな地震が発生します。
日本ほど大きな地震ではないにせよ、警戒は必要です。
正しく警戒しながら、楽しいベトナムライフを送ってください(^^♪
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